縁切りと呼ばれる神社やお寺は日本の各地にあります。
知ってか知らずか、一度ぐらいは縁切り神社に参拝したことのある人もいるのではないでしょうか。
では、なぜその神社やお寺が縁切りのご利益を授けるようになったのか?
考えた事がありますか?
そこには悲しい理由があったりします。
では縁切りの基本講座として、縁切りのご利益や縁切り神社の由来などについて説明いたしましょう。
縁切りのご利益が存在する理由
ほとんどの場合、縁切りのご利益は男女関係のもつれから発生しています。
男女関係だけがすべてという訳ではありませんが、男女の問題から縁切りへのご利益に発展するパターンが多いのも事実です。
1、男性が女性と別れたくなり、別れ話を切り出して女性がブチ切れて豹変するパターン
2、男性が別の女性と関係を持ち、現カノ(現嫁)が大発狂するパターン
縁切りの由来は、これらが一般的です。
男が女を切るというのが多いのですが、現代では女性が男性を振って男性がストーカーという話をよく聞きます。
今とは逆になっている感じがしますね。
他にも、自分の思いが届かずに恨みが大きくなり縁切り…となる場合や無茶な約束を完遂できずに逆ギレで縁切り…などもあります。
まぁ、どのような事情があったにせよ、そこにはとてつもなく大きな負の思いがあった事は間違いないようです。
男の為の縁切りか?女の為の縁切りか?
ブチ切れパターンや豹変したパターンの場合、どちらにしても女性は最後に鬼になって成敗されてしまいます。
男性の方が悪い感じするのに、成敗されるのは豹変した女性の方なんですね。
これって何だか理不尽なような気もします。
さらに女性は別れたくなかったから呪術に手を染めてしまうのです。
有名な丑の刻参りは、男性と関係を持った相手の女性に対しての呪いです。(諸説あり)
縁切りは、もしかすると女性の為の願掛けなのかも知れません。
縁切りの内容は大きく分けて4つ
縁切りで切れる縁は、大きく分けて4つあります。
1、異性との縁を切る
2、人間関係の縁を切る
3、習慣や悪習の縁を切る
4、第三者が他人の縁を切る
この最後の「第三者が他人の縁を切る」というのが、本来の縁切りという意味に一番近い考え方のように思います。
これはある意味で呪いと同じです。
ただし【呪い】となると強い精神力が必要となります。
しかも失敗すると自分も不幸になってしまう両刃の剣。
最近は習慣や病気との縁切りが増えてきています。
何かをキッパリやめたい時など、区切りをつける為に縁切り神社に行く人も多いようです。
縁切り神社や縁切り寺に行くときは慎重に
縁切りのご利益には、過去に凄まじいほどの苦しい思いがあった事がわかります。
故に縁切り神社に行くときは慎重に、また丁寧にお参りましょう。
ご利益を授けてくださる神様の中には厳しい神様がいらっしゃるかも知れません。
いくら成敗されて神格化したとはいえ、お参りの態度が悪いと神様だって怒ります。
特に縁切りのご利益を持つ神仏には注意しましょう。
良縁を結ぶにも、まずは縁切りから
縁切りは少し暗い感じがしますが、前向きに考えるからこそ縁切りが必要になると思います。
次に進む区切りとしてポジティブシンキングでどうぞ!
また縁切りはお祓いと同じような効果あります。
ピンポイントでの効果なら、お祓いより強力といえるかも知れません。
縁切りをスムーズにおこなう事ができれば、きっと素晴らしい良縁が結べるはずです。
縁切りを悪い方向へ使わずに、幸せの為に使えるようにして欲しいと思います。
こちらの記事も参考にしてください。

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