母から聞いた「お墓」に関する2つの話

母から聞いた「お墓」に関する2つの話

私が生前の母から聞いた「お墓」に関するお話をしたいと思います。

私の母は亡くなってしまいましたが、霊感の強さと運の強さは…というか引きの強さには凄いものがありました。

子供の頃の私が驚かされたほどです。

今であればソシャゲの低確率ガチャでもレアカードをすんなり引くと思います。

 

そんな母が語ってくれた2つのお墓に関するお話です。

別に怖い話ではありませんが、興味深い内容だったので良かったらどうぞ。

 

 

土地にあった知らないお墓

私の母は昭和ひとケタに近い生まれで、貧しい幼少期を過ごしたと聞かされています。

5人兄弟の2番目でした。

母の父(私からすれば祖父)は早くに亡くなって、母の母(私からすると祖母)が女手一つで子供たちを育てたそうです。

 

そんな子供を抱えて働いていた祖母を見かねた人が、ある土地をほとんどタダ同然で分けてくれたそうです。

土地と言っても雨風がやっとしのげるほどのあばら家と草がぼうぼうの荒れ地。

裏は山になっていたそうです。

それでも祖父が亡くなった後は、住む場所どころか食べる物にも困っていたそうなので、そこを住処にして祖母は仕事を探していたそうです。

 

一番上の姉は祖母と一緒に仕事に出掛け、2番目の母は妹と弟の面倒を見る為に兄弟での留守番が日課だと聞いています。

ある日、家の裏側に回って兄弟で遊んでいると岩?のような物が置いてあったそうです。

岩の前には竹の筒があり、見た感じでお墓だと感じたそうです。

 

祖母が帰宅して、その事を告げると「へぇ~、家の裏にお墓がねぇ」というくらいであまり関心が無いといった感じでした。

今であれば購入した土地に誰かの墓があれば大問題ですが、昭和の初期で戦争が終わったすぐぐらいの話ですからその辺は物凄くルーズというかデタラメな管理だったんでしょうね。

それどころか生きる事で必死で、お墓なんて興味が無かったのかも…

 

母は何を思ったのか、次の日からそのお墓をキレイにしたり花を飾ったり水をお供えしたりしたそうです。

毎日、毎日、「私たち家族を助けてください。お願いします」とそのお墓を拝んだと言っていました。

 

そこに引っ越して来て3ヵ月ほどか半年ほど経った時、その土地に高速道路が出来るから立ち退いて欲しいと役所の人が来たそうです。

母曰く、高速道路だったと思うんだけどその辺が曖昧と言っていました。

とにかく役所の人が来て立ち退いて欲しいと言われたそうです。

立ち退くにあたってそこそこのお金を貰い別のところに引っ越ししました。

そこからは人並みの生活ができるようになったと聞いています。

 

何故、そんな話を聞いたかと言うと、1990年頃に我が家で田舎物件を買おうではないか!という話が持ち上がりました。

そして新聞に広告を出していたある不動産会社に連絡して良さそうな物件を紹介してもらった時、不動産屋さんからこんな事を言われます。

「最初にお話しないといけない事がありまして、実は同じ敷地内にお墓があるんです」と…

しかもそのお墓は誰のお墓かわからないとの事でした。

 

それを母に伝えた時に、先の話を聞いたのです。

「誰の墓か分からなくてもキチンとお祀りすれば家族を守ってくれたりするけど、悪い時には人が死んだり家が途絶えたりするからねぇ、どうだろうねぇ…」

こんな事を言って悩んでいましたが、その土地の購入は見送りました。

もしあの時、誰か知らない人の墓がある土地を買っていたらどうなっていたのか…今でも考える時があります。

 

 

墓の上から見下ろす女性

私が高校生くらいの時に、先の話で紹介した母方の祖母が亡くなりました。

別の記事でチラッとその時の事を書いたと思います。

 

母はよく祖母のお墓参りに行っていたのですが、その墓が私の家からは少し遠くにあり、行く時はいつも姉の車に乗せてもらっていました。

姉には子供が2人(私からすると甥っ子)おりましたが、下の子が少し病弱な感じでした。

 

ある時、いつものように4人で墓参りに行ったらしいのですが、途中で子供たちがお腹が減っただのトイレだのと言ってなかなかお墓に辿り着けなかったそうです。

お墓に到着して、掃除やお供えなどが終わると3時半を過ぎていました。

秋も深い時期でそろそろ暗くなりそうな気配です。

母は祖母から「夕方にお墓に行くと迷うからダメだよ」とよく言われていたそうです。

 

急いで姉と子供たちを駐車場へと歩かせ、自分は一番最後を歩いていました。

その時、お供え物の回収や掃除などのやり忘れた事が無いかパッと振り返ったそうです。

祖母のお墓の並びにあるお墓のひとつから、品の良さそうな中年(?)のおばさんがこちらを見ていたそうです。

しかも墓石の上から…

その表情を例えるなら「もう帰るの?」といった感じで、決して悪意のあるような感じでは無かったそうです。

 

一瞬振り返っただけだったので、自分はすでに向き直っていたそうですが、アレ?そんなところに他のお墓参りの人なんかいたっけ?と思い、もう一度振り返ったそうですがそこには誰も居なかったそうです。

駐車場に着いた時、その駐車場には自分たちが乗って来た車しか無かったので変だなぁと感じたと言っていました。

 

その事がずっと気になっていて翌月に祖母のお墓参りに行った際、あの中年の女性がいたお墓の周りを歩いてみたそうです。

お墓の上から顔を出していたので何かの上に乗っていたと思ったそうですが、お墓の裏側には脚立などが置けるスペースも無いとの事。

そしてそのお墓に彫られていた文字を見ると、60歳手前ぐらいに亡くなった女性だと分かったそうです。

 

母曰く、子供(孫)のはしゃぐ声についつい身を乗り出してしまったのかな?寂しかったのかな?との事でした。

母はその時から祖母のお墓参りをした後に、その見ず知らずの女性のお墓も参るようになりました。

お墓を掃除した後には「早くお亡くなりになり残念でしたね」とか「娘の下の子が病弱なので助けてもらえませんか」とか、色々とお話したそうです。

それが良かったのか、病弱だった姉の下の子が元気になって今では入院する事も無くなりました。

 

死んだ人かも知れないけど、あの人と私には「縁」があったのかも知れないねぇ…と言っていたのをつい昨日のように思い出します。

 

 

母から聞いた「お墓」に関する2つの話 まとめ

母とお墓にまつわるエピソードを紹介しましたがいかがだったでしょうか。

実際の話なのでオチがありませんから拍子抜けされた方もいるかも知れませんね。

申し訳ありません。

 

母は『信じる物は救われる』を地でいく人なので、何に対しても素直だったと思います。

ですから知らない人の墓を拝んでも大丈夫だったのではないでしょうか。

しかし、こんなのは特殊な事例なのであまり真似しないようにして下さい。

やはり基本的には他人のお墓はお参りしない、というスタンスで良いと思っています。

 

この他にも私の母は霊体験も凄まじく、怖い話のレパートリーが豊富でした。

また少額ですがよく宝くじに当たっていたようです。

何年か前に当たった宝くじを黙っていて、数年後に豪遊した話だけを聞かされた時にはさすがに「このババァ!」と思いました。

また機会がありましたら母の怖い話もしたいと思います。

 

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