ずっと前の事ですが、高野山の「御衣切」をテレビで見たとある人から聞きいたので、お祓い堂でもちょっと紹介したいと思います。
残念ながら私はそのテレビ番組を見てないのですが…、便乗してすみません。
「御衣切」(おころもきり)とは、お守りの事です。
高野山の奥の院にある燈籠堂にそのお守りがあるのですが、それが最強のパワーを持っているのです。
実際に御衣切のご利益には凄まじいものがあるとたくさんの人に聞いた事があります。
御衣とは、弘法大師の着た衣(着物)のことです。
1年に一度、大師は着物を着換えるのですが、その古い着物を小さく切り取ったものをお守りにしてあります。
大師が一年間着ていた着物(衣)ですから、ご利益が無いわけがありません。
宝くじが当たったなんて目じゃない、もっと凄い伝説を持つお守りです。
有名なお守りなのですが、意外と知らないという人がいてびっくり!
さてこの御衣切なのですが、もちろん持っているだけでも弘法大師のパワー全開でご利益が溢れんばかり。
しかし、もっと強烈にご利益を得る方法があります。
実はこの衣を飲むんです!
えっ!?って驚いた人もいるかも知れませんが、全部を飲むんじゃなくて糸を2本ほど飲みます。
まずは燈籠堂で御衣切を授与してもらい、そこから宝亀院へ。
そこに井戸があるんですが、その井戸の水で飲むのが通なんです。
御衣切から2本ほど糸を抜き取り、宝亀院の井戸から汲んだ水の中へ…
「南無大師遍照金剛」とお経を7回、井戸水と糸をかき混ぜながら唱えます。
そして『ぐびっ!』と飲んじゃってください。
これで弘法大師の力があなたの体内へ取り込まれて、素晴らしいご利益があることでしょう。
御衣切も、九重守と同様に最強パワーを持つお守りのひとつです。
御衣切はいつでもあるという訳ではありませんが、高野山に行った際には探してみてくださいね。
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