お祓いというよりも魔除けやお守りという感じのものを紹介します。
山には得体の知れないものが多く潜んでいると言います。
その一つに「鬼」。
鬼に深く関係するシロモノですよ。
切れない刃 – 鬼切り刃
山に入る時には必ず携帯したいのが鉈やナイフです。
ですが、鉈やナイフでは得体の知れないモノから身を守る事ができません。
そこで「鬼切り刃」です。
鬼切り刃とは、のこぎりの最後の刃を切れないように落としておく(刃こぼれさせておく)事を言います。
この落とした刃は鬼を切る事ができるとの事です。
また、のこぎりの刃だけでは無く、鉈やナイフなどを柄の部分から一寸ほど刃を落としておくのも鬼切り刃です。
これさえあれば鬼も怖がって近づいてこないという訳です。
実際の鬼切り刃
鬼切り刃を個人的には見た事があるのですが、写真などは持ち合わせていません。
そこで鬼切り刃が掲載されているサイトを探しました。
このサイトに鬼切り刃の画像があります。
鬼切り刃を見たことが無い方は是非どうぞ。
日本昔ばなしにも登場する鬼切り刃
また、まんが日本昔ばなしでも鬼切り刃の出てくる話があります。
それが「牛鬼淵」です。
ユーチューブに牛鬼淵の動画あったのでリンクしておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=ldWKtxrq-GY 削除されたみたいです。
牛鬼淵
少しだけ「牛鬼淵」の内容を紹介をしましょう。
二人の木こりが深い山の中で仕事をしていました。
夜になるとどこからか人がやって来て、何をしているのかを木こりに尋ねます。
のこぎりの手入れをしていると説明し、刃の落としてあるのが鬼切り刃だと説明するとすごすごと帰って行きます。
そんなことが何日か続いたある日、のこぎりの刃が欠けてしまい町まで修理に行きます。
木こりは一人残るのですが、鬼切り刃が無い事を知った鬼は…
こんな内容のお話でした。(多分…)
ちなみに、このお話の中では「鬼刃」と言っていたような気がします。
「鬼切り刃」 – 鬼と山の魔除け まとめ
こうやって記事にすると「鬼切り刃」がすごく特殊な事のように思えてしまうかも知れませんが、実は結構身近にあるものです。
山に入る人には当たり前のお守りとして知られています。
ホームセンターに行く機会があれば、のこぎりや登山ナイフ、鉈などを見てください。
もしかすると鬼切り刃が見られるかも知れません。
実際に鬼切り刃を作るために新品のナイフの刃を落とすのは抵抗がありますが、それとは別に山には魔除け用として刃の落としたナイフを持って行くのが良いのかも知れませんね。
ちょっとツウな感じがします。
他にも山にはたくさんの怖い話がありますので、鬼切り刃を持っていても山に入る人は注意してくださいね。
コメント
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鬼切刃について、私のブログの古い記事を紹介していただいてありがとうございます。これからもいろいろな情報を楽しみにしています。