ごくゴク身近なもので魔除けになるものがあります。
それが麻。大麻と呼ばれるものです。
大麻は「おおあさ」と読みます。「たいま」ではありません、「おおあさ」です。
今回は魔除けの力を持つ麻を紹介したいと思います。
麻はずっと昔から使われてきた植物です。
神様も麻の草木を伝って地上に降りたとされています。
まず神社で参拝する際に鈴を鳴らしますよね。
その時に鈴からぶら下がっている紐があります。
それが麻で出来ています。
この鈴と麻の紐の事を鈴緒と呼びます。
鈴緒はずっと天まで伸びていて、神様と繋がっているとされています。
その鈴緒に人間が触れる事で穢れを祓い、神様と繋がる事ができます。
神様と繋がる事が出来る唯一の手段が鈴緒なのです。
次に神様が降りてきても大丈夫なように鈴を鳴らしてその場を祓います。
神社で鈴を鳴らすと、こんな風に神様と繋がるんですね。
次に御幣(ごへい)。
神主さんが持っている棒状のものに紙がわさわさ付いているのを見た事ありませんか?
左・右・左と振って穢れを祓います。
このわさわさの部分は紙ですが、そこに麻紐を結び付ける事があります。
これも祓い、魔除けの為です。
結界を作るのも麻。
神社などにある大きなしめ縄を見たことがあると思います。
あれも麻で作られます。しめ縄は魔除けの為の結界です。
また麻紐で四方を囲めば簡単に結界を作ることもできるのです。
他にもまだまだありますよ。
蚊帳、下駄の鼻緒、幣、化粧回しなどなど…
どれも魔除けやお祓い、縁起物に関するものばかりです。
縁起物としての麻も有名です。
もともと麻は早く育つので子孫繁栄や事業拡大の縁起物とされてきました。
麻にふれる機会が多ければ多いほど幸せになると言われているほどです。
本来、水引などの飾り紐は麻を使われていました。
純粋な麻を手に入れるのは難しいですが、麻紐ならすぐに手に入ります。
麻紐の切れ端を持っているだけでも魔除けになりますので、家に麻紐がある人は今日から身に付けてはいかがでしょうか?
日本の神様と古くから縁のある麻、魔除けや祓いに使われる麻、縁起物として重宝される麻。
麻で魔除けと開運に取り組んでみるのはいかがでしょうか?
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