関西圏…、というか大阪と京都と兵庫以外ではあまり知られていなかも知れない十日戎。
知らない人も、知っている人も、ここで十日戎について学んでいってみてください。
十日戎の「戎」は、恵比須、蛭子、ゑびす、えびすと言います。
七福神の中にいる釣竿を持って鯛を抱えているあの神様ですね。
エビスビールの例のあれです。
※ちなみにこちらは、ヱビスビールのラッキーヱビス
十日戎とは、このえびす様の御祭りなのです。
ちなみにえびす様ですが、関西では「えべっさん」と少しラフな感じの呼び名になってしまっています。
えびす様がなまって「えべっさん」になったんだと思いますが、神様であろうが何だろうが関西人らしく親しみを込めて「さん」付けにしているんでしょうね。
さて、このえべっさんは商売繁盛の神様。
「商売繁盛で笹持って来い」という掛け声が有名ですよね。
またこの笹(福笹)には、縁起物をたくさん付けていきます。
福笹に付ける縁起物を吉兆と呼び、銭袋、打出の小槌、大福帳、熊手、千両箱、小判、米俵、鯛など種類がたくさんあります。
大きな福笹にたくさんの吉兆を付けている人を見かけると「うわぁお、お金持ち!」って思ってしまうのは私だけはないはずです。
下世話なネタですが、たくさんの吉兆を付けてもらうにはそれなりのお金が…
では十日戎は一体いつおこなわれるのでしょうか?
十日戎の開催日は毎年、1月9日、1月10日、1月11日と決まっています。
9日は「宵戎」(よいえびす)、10日が「十日戎」(とおかえびす)、11日が「残り福」(のこりふく)。
実は三日間もやる壮大な御祭りなんですよ。
十日戎は、えびす様を祀っている神社ならどこでも行われていると思うのですが、有名な場所は3つあります。
兵庫県の西宮神社、大阪の今宮戎神社、京都の京都ゑびす神社です。
そしてえびす神社の総本社は、この西宮神社になります。
2016年のえべっさんは、1月9日(土曜日)、1月10日(日曜日)、1月11日(月曜日・祝日)です。
十日戎はとても人気のある御祭りで、しかも今年は3連休にドンピシャ!
凄い数の人で賑わうと思いますので、行かれる方はそれなりの覚悟で挑んでみてください。
最後に、えべっさんは耳が遠いとされています。
参拝する時はドラを鳴らして、参拝に来ている事をアピールするのをお忘れなく。
一般庶民の私は今年も景気回復を感じる事が無いと思いますので、せめてえべっさんに福を授かりたいと思います。
今年こそは、よろしくお願いしま~~~す!!
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