みなさんは「こっくりさん」というのをご存知でしょうか?
子供たちが学校の放課後に集まって、好きな人の名前を当てたりする遊び…淡い青春の1ページですね、ってそんな生やさしいものではありませんよ。
ヘタをするとその後の人生を台無しにしてしまうほどのしっぺ返しを含んだ、あのこっくりんさんです!
こっくりさんは、【狐狗狸さん】という漢字が当てられる事もあります。
バージョン違いでキューピッドさんやおっさんというのも聞いた事があります。
この「こっくりさん」とは、一体何なのでしょうか?
こっくりさんの研究はいろいろなところで行われているのですが、今回はこっくりさんとダウジングの関連性やこっくりさんの事故等について考えてみました。
それでは、どうぞ!
こっくりさんとは
こっくりさんは降霊術と言われています。
科学万能という考えの人に言わせれば降霊術なんかあったもんじゃ無い!と思うでしょうが、ここはひとつ童心に返って、清らかな心と柔軟な思考を呼び覚ます為にも、こっくりさんを降霊術や心霊術と言う事にしましょう。
詳しいやり方は紹介しませんが、ネットで検索してもらえると様々な情報が得られます。
必要であれば是非ググってみてください。
これこそまさに「繰繰れ! コックリさん」…、失礼しました。
でも、やっちゃダメ!ゼッタイ!
この手の遊びは元々、西洋の【テーブル・ターニング】というのが起源のようで、かなり古くから存在します。
ウィジャボードというのをご存知でしょうか?
このウィジャボードがこっくりさんの原点だと言われています。
ウィジャボードをご存知無い方は、ウィジャボードというホラー映画もありますのでそちらをご覧になっても面白いと思いますよ。
何作かあるのですが、どれもこれもツッコミどころ満載です。(笑)
またウィジャボード自体も販売されています。
興味のある方はLet’s play!
ダウジングとは
ダウジングはL字型の棒や振り子などを使って、古くは水脈などを探すために使われていました。
振り子のダウジングはペンデュラムとも呼ばれており、占いなどに利用される事もあります。
ペンデュラムはこんな感じの物です。
私もペンデュラムを持っていますが、私のペンデュラムは振り子の部分が水晶になっています。
振り子が右周りするのか、左周りするのかに意味があり、それぞれにYesとNoが割り当てられます。
今回の記事はこっくりさんがメインなのでダウジングの説明はこの辺りにしておきますが、もしダウジングに興味のある方はダウジングの本を読んでみる事をお勧めします。
興味深いですよ。
ダウジングについては、下記サイトを参考にされても良いと思います。
こっくりさんとダウジングの共通点
こっくりさんの場合は10円玉、ダウジングの場合はロッドや振り子が【勝手に動いて】質問した内容に答えを返してくれます。
この『勝手に動く』というのが大きな共通点ではないでしょうか。
勝手に動く10円玉や振り子
ではこの10円玉や振り子は、どうして勝手に動くのでしょうか?
これが最大の謎です。
しかも質問した答えにまぁまぁ当たっている(?)から不思議ですよね。
ダウジングの回答はYesかNoで答えが返ってきます。
この「勝手に動く…」というのは、実はそこそこ解明されていて『不覚筋動』という筋肉の動きの事だとされています。
この不覚筋動は自分の意志とは関係なく筋肉が動いてしまうので、さも『誰か』が動かしているように思ってしまう訳です。
もっと科学が発達したり、心霊術や降霊術の研究が盛んになれば別の要因が示されるかも知れませんが、今はこの説が有力です。
10円玉や振り子が勝手に動くのは不覚筋動という事を覚えておいてください。
質問の答えが当たる訳
さぁ、ここからが本題です。
ここから先は私の個人的な考えや意見、勝手な研究結果が含まれています。
御高名な研究者の方と違う意見などがあるかも知れませんが、オカルトマニアが楽しく書いた記事として読んで頂ければ幸いです。
さて、勝手に動く10円玉や振り子は、不覚筋動が関係しているという事が分かりました。
しかし不覚筋動によって質問に対する答えが導き出される事はありません。
ではどうして質問した内容に対して答えが返ってくるのでしょうか?
私的には、以下の3つが考えられると思います。
1、霊へのアクセス
こっくりさんは、低級霊を呼び出してその霊に質問して答えを出してもらっているという解説があります。
確かに『霊』であればいろんな事を知っていたとしても驚きませんね。
しかし、いとも簡単に霊にアクセスする事が出来きて、更には色々な事を教えてくれるという事に少し違和感があります。
霊の仕業でない!と微妙に言い切れないところにロマンがありますが、可能性は物凄く低いのように思います。
2、超意識
潜在意識と似たような感覚で捉えてもらうと良いのですが、潜在意識よりはもう少し深く神秘的な意識体です。
この超意識を物凄く簡単に言い換えると、人間に備わった超能力です。
自分にとって必要なものや不必要なものは初めから超意識が知っており、しかも強く願った願望をも現実にしてくれるという素晴らしいものです。
魂そのものだとも言えます。
この超意識は後でもう少し詳しく説明したいと思います。
3、もうひとりの自分
超意識と繋がるようなところもあるのですが、ハイヤーセルフというのをご存知でしょうか。
ハイヤーセルフは『高次元の自分自身』と訳されてしまうのですが、高次元でもあり、別の時間軸でもあり、別の世界線…
つまり絶対に交わることのない世界にいる、もうひとりの自分。
私たちが暮らすこの世界とは別の時間軸や別の宇宙にもうひとりの自分がおり、その別の自分と私たちは繋がっており、その別の自分が答えてくれているという考え方です。
少しややこしいですね…、頑張ってください。
でも、なぜハイヤーセルフだと断言しないのかと言えば、必ずしもアクセス出来た先が高次元の自分かどうか判断できないからです。
「答えが当たる訳」を一旦、まとめます
自作自演は別として、降霊術や心霊術を使って答えが得られる理由は、上記の3つが有力だと考えています。
特にダウジングの場合は、自分の意識以下へ強くアクセスするように訓練する事があるからです。
次は、こっくりさんとダウジングのアプローチというか、答えを導く前提を紹介しましょう。
こっくりさんは外、ダウジングは内
実はこっくりさんとダウジングの基本原理は不覚筋動で同じなのですが、根本的に違う部分があります。
それは、答えを自分以外に求めるか、それとも自分自身に求めるのかです。
こっくりさんは、『こっくりさん』という霊を呼び出して質問するという方式です。
これは上で紹介した1番そのもの。
こっくりさんもキューピッドさんもおっさんも、すべて自分以外の何か(誰か)に答えを求めていきます。
そして事故が起こる原因もここにあると言えます。
逆にダウジングの場合は、自分の内側へ答えを求めます。
それこそ潜在意識や超意識にアクセスしようとするのです。
しかも昔は水脈を見つける為にダウジングが使われてきました。
実際にダウジングを使って大きな水脈が見つかった事が多々あり、ダウジングは科学として考えられていたのです。
しかし実際にはダウジングも科学というよりは、心理学や心霊術に近い立場にあると考えます。
何故ならダウジングは、自分の潜在意識や超意識に働きかけ答えを求めているからです。
ダウジングが心霊術だと言い切ると御叱りを受けそうですが、ガチガチの科学でない事は確かだと思います。
こっくりさんで事故が起こるプロセス
上で書きましたが、こっくりさんで事故が起きるのは答えを自分以外に求めるからです。
ではここで、こっくりさんで事故が起きる原理を紹介しましょう。
みなさんはこっくりさんに関する怖い話などを読んだり、聞いたりした事はありませんか?
ほとんどの内容は以下のようなものだと思います。
まず、こっくりさんを始めると、最初は調子良く質問と回答を繰り返していきます。
そしてある時を境に、もしくはこっくりさんを終了しようとした時にこっくりさんが暴走します。
こっくりさんが帰らなくなり、「許さない!」とか「呪ってやる!」とかの暴言をまき散らしながらこっくりさんが途中で終了してしまうのです。
学校内であれば、先生や用務員のおじさんが強制的に終了させた…とか、ボールが飛んできて窓ガラスが割れて中断したとか。
そしてこっくりさんをやっていたメンバーが狐に憑かれたり、幽霊を見るようになったり、事故に遭ったり…
最終的なオチはケガをしたり、除霊してもらったり、こっくりさんに謝って終わり…
あなたが知っているこっくりさんの怖い話もこんな感じだと思うのですが、いかがでしょうか?
こっくりさんへの罪悪感
このこっくりさんが暴発する原因の一つは、心理学的に言う「罰への欲求」だと思います。
誰でもこっくりさんは危険であるために「やってはいけない事!」と認識しているはずです。
ですからこっくりさんを始める時は、罪悪感がバリバリなワケです。
それでも最初は調子良く質問や回答を繰り返して楽しんでいたと思いますが、相手は一筋縄ではいかないこっくりさん。
このまますんなりと終わるはずが無い!と心のどこかで感じていたと思います。
そしてある程度質問が終わった頃や終了の間際にこっくりさんが牙を剥いてくる…
暴れだすこっくりさんに対して対応するすべがありません。
こっくりさんは狐の霊という事ですから言葉の通じない怖い相手、怒らせると呪われてしまうと勝手に思い込んでしまいパニックになる訳です。
こういった似非心霊への耐性が無い人は、怖さのあまりに突飛な行動に出る事があります。
それこそ狐が憑りついたと勝手に思い込んで狐の真似をしてしまったり、怖さのあまりトランス状態に陥ってそれこそ呼吸困難で救急車を呼ぶ羽目になるかも知れません。
そして大人や他人に事情を話して除霊をしたり、叱られたり、ケガをしたりする事で罰が与えられたと考えてこっくりさんの呪いが解けたと思うのです。
そもそもの原因は先ほども書きましたが、自分の外にいる得体の知れない【何か】に答えたを求めてしまったから。
しかも最悪の事態に備える『すべて無かった事』に出来るリセットボタンを用意していません。
実はこのこっくりさんの事故は心理的に物凄く上手くできており、大人であってもコロッと引っ掛かってしまうほどの巧妙な仕掛けがたくさん散りばめられています。
ですから子供たちだけでこっくりさんをするのは大変危険なのです。
本物を呼び出してしまったような事例もある
こっくりさんの事故がすべてが思い込みだった…とは言い切れない事案もあります。
私が知るもので10例近くあり、新聞に掲載されたものもあります。
その中には、ある巫女さんがこっくりさんをやって何かが巫女さんに憑依したという話です。
憑依された巫女さんが超常現象を呼び出してしまい、その場にいた村人全員がその超常現象を見たというのがあります。
その超常現象とは、空中浮遊や瞬間移動したとの事でした。
その他にも興味深いのが、こっくりさんの最中に何かに憑りつかれた人の話です。
その人が口走る内容は、絶対に本人が知りえないものだったという事です。
他にも女性がこっくりさん後に憑りつかれたようになり、信じられない怪力を発揮した。
更には電話やネットの無い時代に物理的に遠く離れた場所の出来事を言い当てたという男性もいます。まさに千里眼ですね。
これは霊が力を貸してくれたものなのか?
それとも超意識の成せる業なのか?
はたまた別次元の自分が手助けしてくれたのか?
答えは分かりませんが、こっくりさんの事故の何十例、何百例かの内の1つには、どう考えても辻褄の合わないものが存在します。
それはもしかしたら本当に霊にアクセスできたのかも知れませんね。
超意識とは何なのか?
それでは最後に超意識について解説して終わりたいと思います。
超意識は自分ではどうにもできない意識の奥深いところにある部分です。
『超意識 = 魂』として紹介される事もあります。
先ほども少し紹介しましたが、この超意識はなんでもアリのスーパー超能力エリアです。
『引き寄せの法則』などはご存知でしょうか?
自分の願望や自分がなりたい状態などを強く思い描き、超意識に働きかける事でその願いを自分に引き寄せるというものです。
引き寄せられるのでは無く、自分に引き寄せるのです。
他にも『幸せの宝地図』(だったかなぁ…)、自分がやりたい事やなりたいもの、欲しい物などの写真を壁に貼って見続け、超意識にそれが現実だと思わせる事で願望が現実になるという少しオカルトチックな方法もあります。
このように超意識を使えば自分がイメージする事はすべて叶える事ができる!という正にスーパーな意識体なのです。
但しこの『イメージする』という言葉の度合いが想像を超えるほどハンパなく、もう全身全霊を使って頭から火山が爆発するほど強烈にイメージしていかないとダメなようです。
まぁ、普通の人には到底無理だろうと思われるレベルのイメージ力が必要だと思ってください。
更に超意識は願いを叶えるだけではありません。
もっと凄い力を秘めています。
それは自分にとって良いもの(正しい)や悪いもの(間違い)は、すべて理解しているというところです。
これを利用したのがダウジングになります。
例えば腐った食べ物の上で「食べても大丈夫なものか?」と振り子を垂らしたとします。
その振り子はNoの方向へ回転をするはずです。
この食べ物は自分にとって【悪い】という事を自分自身(超意識)は知っていて、不覚筋動で無意識のうちに振り子をNoの方向へ回転させるのです。
物凄くざっくりな説明なのですが、これがダウジングと超意識(潜在意識)の関係です。
ではどうして超意識は自分にとって良い・悪いを事前に知っているのか?
これは私の見解ですが、魂はすべて繋がっているからではないでしょうか。
DNAは過去から人体の情報を記録してきたように、魂もまた過去から現在までの様々な情報を記憶しており、それを蓄積しているのだと思います。
ただそこにアクセスする事は非常に困難です。
しかしアクセスさえしてしまえば、それこそ超能力を手に入れられるかも知れません。
こっくりさんとダウジング まとめ
結構な長さの記事になってきましたので、この辺で終わりたいと思います。
最後に言っておきますが、こっくりさんを遊び半分でやる事はオススメしません。
だからと言って真剣にこっくりさんをする事もオススメしません。笑
今回の記事ではこっくりさんの事故を面白おかしく紹介しましたが、実際にこっくりさんの事故は想像よりも多く、また様々な現象が起きているのも事実です。
結果として集団催眠や集団ヒステリーなどと結論付けられていますが、それだけでは片づけられない部分もたくさんあります。
そして何よりこっくりさんの一番怖いところは、もし何かのはずみで本物を呼び出してしまったら強制的に帰す方法が無いところですね。
よほどの事が無い限り、こっくりさんを選択肢に入れるの止めておいてください。
さて、この記事を機会にダウジングや超意識、ハイヤーセルフなどに興味を持ってもらえると非常に嬉しいです。
スピリチュアルな世界を除いてみるのも刺激があって楽しいですよ。
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