以前にも形代(かたしろ)・人形(ヒトカタ・ヒトガタ)の紹介と使い方を紹介しました。

ここ最近、何かと形代に縁があり形代の話ばかりしていたので、もう一度改めて形代の使い方をご紹介しようと思います。
しかしそれだけじゃつまらないので、形代のいけない使い方も合わせて紹介したいと思います。
但し、形代のいけない使い方を実践して何か実害を受けた場合は自己責任でお願いします。
それでは形代の正しい使い方とけいない使い方の紹介です。
形代は穢れを祓うもの
形代とは人のカタチをした紙で出来た神具です。
本来は奉書紙でなければ駄目だったようですが、今ではどんな素材でも構わないようです。
神様が依り憑く依り代の一種で、ここで説明しているのは人の霊や魂を宿す形代です。
この形代を自分に見立てて、自分の穢れを移して自分自身を祓います。
以前にも形代・人形についての記事を書いています。
そちらもご覧ください。

正しい形代の使い方
それでは形代の使い方の説明です。
まずは形代に名前をフルネームで書きます。
次に年齢を書くのですが、年齢は数え年でなければなりません。
数え年の数え方は、こちらの記事を参考にしてください。

今度は名前と年齢を書いた形代を自分の身体に擦り付けます。
形代に自分の穢れを移すのです。
形代で身体を拭うようにしてください。
それが終わると、今度は三回息を吹きかけます。
ふー、ふー、ふーって三回でOKです。
この形代を封筒などに入れて大祓(6月30日、12月31日)などに持って行くと形代を処分してくれて、穢れを祓えるという訳です。
穢れを移した形代には、もう触ってはいけません。
また他人に触らせてもいけません。
何故なら、触った人に穢れが移ってしまうからです。
ですから他人の形代には絶対に触らないようにしましょう。
また自分で処分する時は、川や海などに流さず燃やしてしまってください。
もし流れている最中に誰かが拾ってしまうと穢れが移ってしまいます。
流し雛のような風習やその他の習わしがあれば仕方ありませんが、人に穢れを移してしまうかも知れないテロ的な行為は止めておきましょう。
ここまでが形代の正しい使い方です。
もしチャンスがあれば形代を使って自分の穢れを祓ってみましょう。
お祓い堂でも形代がダウンロードできます。
良かったら使ってみてください。

いけない形代の使い方
先ほども説明しましたが、形代は依代(よりしろ)です。
人間は神霊ではありませんので、自分の魂が依代に入る事はありません。
しかし物凄く念が強い場合などは、依代に魂が宿る(入る)事もあります。
人形(にんぎょう)には魂が入りやすいというのを聞いた事がありませんか?
動く日本人形とか、呪いのフランス人形とか…アナベルとか…
人の形をしているものには、魂が入りやすいのです。
さて、形代のいけない使い方ですが、それは依代として使う方法です。
あまり詳しく書くと私もデンジャートリップしちゃうかもなのですが、キーワードだけサラッと書いておきますので推理してみてください。
・穢れ
・蟲毒
・使役
形代を上のキーワードに合うような使い方ができれば、相手を呪う事だって出来てしまいます。
冨を得ることだって造作もない事でしょう。
例として安倍晴明が使う…ごにょごにょ…
但し、最悪な状態では自分の命を失う事だってあります。
小さい頃は依代に神様を降ろしてお守りにしたりしました。
…ってその話を友人や知人にしても誰も知りません。
あれ?そんな遊びしませんでした?
こっくりさんみたいなヤツ…
今考えると、あれも危険な遊びだったんでしょうね。
正しい形代の使い方といけない形代の使い方 まとめ
形代は自分の穢れを祓ってくれる自分の分身です。
穢れを移した形代は、決して雑には扱わないでください。
そして形代は正しく使いましょう。
人の形をしている神具や霊具・法具・仏具、また儀式には悲しくて恐ろしい歴史があったりします。
遊び半分で使うとイタイ目に合うかも知れませんから慎重にお願いします。
お祓い堂では、立体の形代を作っています。
あまり大っぴらにはしていませんが、どこかで見かけたら可愛がってあげてくださいね。

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